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路面電車にのり市内を見学。もちろんフィッシャーマンズワーフはお決まりのコース。カニとクラムチャウダーを食べたあと船にのってサルサリートへ。ここからはゴールデンゲートブリッジが見えるからだ。
船のデッキにいると、多少寒いが、そこは西海岸、よく晴れていたので、気持ちいい風がふきつけてくる。突然、ＮＹからきたというアメリカ人の老夫婦に話し掛けられた。私の祖母くらいの年齢だと思われるご婦人は、真っ赤なフード付の上下スウェット（？）。フードの中には黒の帽子もかぶっている。これから、ＮＹにも行くというと、「あなた、その帽子じゃダメよ」と教えてくれた。今年のＮＹはひどく寒いらしい。彼女曰く「耳がかくれるのじゃないと。この帽子、そこのピア２１（船着場の近くにあるお土産屋）で買ったのだけどこれがいちばんイイワ！」。すごくアメリカ人ぽいひとだと思った。彼女たちは、途中の島でランチをとるのだといって降りていった。船から手をふった。彼女の赤いスーツがだんだん小さくなり、程なくサルサリートへ。
サルサリートは静かな観光地だ。ちいさなカフェやお土産が並んでいるだけの町。カフェでコーヒーを飲みお土産を少し買ったあと橋を見に行くことに。船着場の近くから、バスがでているかと思ったのだが、なかなかこない。タクシーもめったに通らない。困っていたところにタクシーがきたので、止めると先約があるという。「他の車をよぶから5分まってて」といわれた。信じて5分ほど経過。ほんとにくるのかなあ。程なく一台のタクシーが・・止まってみるとさっきの運転手さん。金髪、ロンゲのお兄さんである。？？橋までつれていってもらい、そこで降りた。
ゴールデンゲートブリッジを歩いてわたることに。橋の上はすごく見晴らしがいいが、車の排気ガスがひどいし、非常にスピードをだしているのでちょっとコワイ。そんなところを歩いて渡る物好きは、そうたくさんいるはずもない。私はゴールデンゲートブリッジは金色なのかと思っていたが、実際の塗装は赤。でも夕日に照らされるその姿はやはり金色に輝いているんだろう・・。あまりにも
車がうるさいので歌いながらあるく。たまたま
PUFFYの「MOTHER」を口ずさみ、なぜか涙。
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ゲートブリッジを無事渡れたのは良かったが、ここでトラブル発生。橋は普通「車で渡るもの」なのである。橋の最後は日本でいう「料金所」になっている。当然目前には車ばかりのハイウェー。ここから市の中心部にはどうやって戻れば良いのか！？不覚にも良く考えていなかった・・。
途方にくれていると、そこから少し歩いたところに「お土産屋」らしきものが、、、、ともかくソコへ駆け込んだ。おりしも、もう看板を下ろす時間だった様子。事情を話すと、バスの番号やおりるところまで書いたメモをくれた。バスを乗り継がねばならないからだ。「急いで！あのバスだよ。RUN!」お土産屋のおやじさんが言った。私たちは、何も買わなかったので、大変申し訳ないと思い、「This is
my gratuity」と言って、小額紙幣を出そうとしたら、「そんな必要はないよ」と言われた。なんだか、すごく恥ずかしい気持ちになった。だって日本で逆の場合だったとしても、チップなんてもらおうと思ってないだろうから・・。お礼もそこそこに数百メートルぐらいだったと思うが、ダッシュして、バスに乗れた。
あとで、わかったことだが、それを逃すと1時間くらいは待たねばならなかったようだ・・。考えると恐ろしい。
次の日はサンフランシスコエアポーターにて空港まで移動、タクシー代を節約するために頼んだシャトルバスだ。ひとり１０ドルくらいだったと思う。タクシー代がだいたい３０～４０ドル＋チップだと考えるとリーズナブルであるが、急ぐ場合は注意が必要だ。あちこち寄って、いろんな人をピックアップしていく。おまけにその人たちの荷物は生半可な量ではなかった。わたしたちは各自、ボストンバック一個づつ、後ろの荷物置き場にのせていたのだが、あとからのってくるわのってくるわ、、、ある夫婦（可愛いベビー連れ）は１０個近い荷物を積み込んだ。おかげで私たちの荷物はぺしゃんこに・・・だいたいがたくさんの荷物をもってくるので、積み込みにも時間がかかる。空港についたときには予定よりもかなり時間がすぎていた。
