| 1996/March 初めてトルコへ旅しました | |
出発関空を出発したTK（ターキッシュエア）は給油地のバンコクを目指して飛んでいた。この頃の私は仕事が忙しかった。でも旅行に行きたかったため、 仕事を詰めて詰めてようやく出発。その疲れだろうか？いい気になって飲んだ、ビールとワインのせいか？機内は暑く、ふらふらしてきた。少し気分転換しようとしてお手洗いにたったところ、 なんと倒れてしまった。気がつくと、酸素マスク、そしてスチュワーデスさん数人の香水の良い香りとやさしくも機敏な姿があった。情けなくも、良い経験かな・・。ほどなくバンコクにいったん停止。 降りたいけれど、短時間なため、無理なよう。でも熱帯の空気が懐かしい感覚とともに気分を良くしてくれた。今回の目的はズバリ、、「トルコでトルココーヒーを飲む」こと。（べたやね）。コーヒーが大好きな私たちは本格的なターキッシュコーヒーを求めて旅立った。 機内でいろいろあったが、とにかくアンカラへ到着。アンカラからは、H○Sのツアーに加わる。しかし、待っていたのはガイドさん一人。バス？と思いきや、普通の車で出発。 いちおう団体ツアーのはずなのに・・・。 一路カッパドキアへ車をとばす、とばす・・。片道5時間のドライブ！！チュズ湖（チュズ＝塩の意）は夏は干上がってしまうとか、いろいろ聞きながら、、チュズ湖には 魚はいないらしい、、おおきな水溜りだなあ、、、途中キャラバンサライのあとに出会ったりのんびりとしかし猛スピードでかけるシルクロード。 訪れたところカッパドキア 朝7時半から起こされ（この辺はやはりツアーだ）ガイドさんと私たちはキノコ岩や帽子の岩、カイマクルなどを見学昨夜も、まるで「ツア当時ーの予定通り」という感じでついていったら、有料オプショナル「ベリーダンスレストラン」（しかし観光客は私たちだけで サクラ？？なのか学生がいっぱいいた）へ連れていかれるし、じゅうたんの学校を見学、、ひたすらじゅうたんを見せられたり、ガイドさんたちの 商魂には辟易するのだけど、、、トルコ、東アナトリアの風景やひとたちの顔は不思議なくらい懐かしく、「きてよかった」とほっとさせる何かをもっていた。 アンカラ空港にて 夕刻、私たち2人とガイドさんの長いドライブは終わった。お礼をいってアンカラ空港にてイスタンブール行きの飛行機を待つ。 しかし・・・こない。待合室にて2時間。ゲートは開かなかった。そして・・。英語のアナウンスはたったの一度。途方にくれる私たちをみて、トルコ人の女性が、自分の時計をみせ、「9時に来る」というような ことを教えてくれた。それで、みぶり手振りで話しが弾んだのだけど。その女性がいうにはその人の娘さんと私がそっくり！らしい・・。そういえば カッパドキアでであったおばあさんは私の祖母にそっくりった・・・。 不思議な感じがした。 イスタンブール くたくたになりつつ、イスタンブール空港についたのは深夜0時を回っていた。しかし、ここでも現地ガイドさんがまっていてくれた .。たった一組のツアー客を、、、仕事とはいえ、感謝。こういうとき個人旅行だと、大変なのに、、、、。その日は、倒れるように眠りました。イスタンブール市内は車が多くて歩きにくい。喧騒につかれてエミノニュから船にのる。アナドルカヴァウで丘に登り、遠くの黒海を眺めた。 バザール 翌日はガイドさんに連れられ、市内観光。ブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿。そしてグランバザール。そこでガイドさんとは解散して、ショッピング。高かったり安かったり。値段交渉が面白い。トルココーヒー そのお店はイスティクラール通りにあり、コーヒー（もちろんトルコ式）をたのむ、気のよさそうなおじいさんばっかりの店。地元でいうと「エビアン」かな。いい味だしてた。・・・くつろいでいると、なべに残ったコーヒーをつぎたしにきてくれた。しぶいおじいさん。アメリカ映画にでてくるような。 トルコ雑感はじめてのトルコの印象は、とにかく道路がひっくりかえっていて（路面電車が工事中だったため？）車が多くて、現代的なのか、遅れているのか？よくわからない。 欧州諸国のようにとりたてて、文化的にインパクトがあるわけでもない。しかし、それまででいちばん、異国を感じ、それとともに、いいようのない「親近感」を もった。男性の顔が父に似ているからかな。イスラム圏の人はのんびりしているってきいていたけれど、みんな必死で働いている。どこのお店もきれいに掃除がいき 届いているし、、子供たちですら、働いている。ガラタ塔のエレベーター係りは本当にちいさい子ばかり。そこのお手洗いでは、おばさんが蛇口までひねってくれた。 トルコの人はみなとても紳士的にみえた。もちろん当時の日本人は「金づる」なんだろうけれど、本質的にバカにしていない・・・。そこが決定的な違いのような気がした。 |
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