|
HEY! Brothers In Law！」 〜二人に捧ぐ〜
|
「義理の弟」。なんてポップでメロウなサウンドなんだ。 |
|
２０００年６倹｢紀末に現れたブラザー。ウツミ夫婦のプロデュース、全面アレンジメント担当ウツミ君、その奥さんの弟にあたる（義理の弟分）のシゲル君。 |
| １曲目の「新しい理解」。意味深なタイトルに対し、ちょっとノスタルジックな詩に歌謡ポップスといった感じのサウンドがマッチしたアルバム一曲目にふさわしいと思われる曲。 |
| ２曲目は、１曲目とはガラッと変わってスローでどこか夏の日の夜の生活のひとときを華麗にまとめた「夕涼み」。昔どこかで聴いたことあるメロディーだが、アルバム内では雰囲気の違う一曲として目立っている。 |
| ３曲目は、意味深な詩で綴られた「ＣＯＬＯＲ」。 人それぞれ色んな性格・想いがあるが、それは人生の経験によって形成されていく。それを自分な りに理解しながら生きている。そんなシゲル君の生き様が軽快なリズムにより、明るく表現しているところがイイ。 |
| ４曲目の「ゴブサタしている」。これは私がアルバム中一番気に入っている曲である。旧友、あるいは昔付合ってた女にあてたletterである(?)。「暇だったら飲みに行こう。」そう、人生はそんなものだ。 |
| ５曲目「Ｓｗｉｍｍｅｒ」は、気だるい感じなのだが、バタフライでハツラツと現実を泳ぐように生きていく、そんな主人公がいる。 |
| ６曲目「いつもそう」は、３曲目に近いものがある。前向きに前向きにひたむきに生きていく姿を、ノリのいいメロディーラインで描いている。そう「いつもそう」生きていくべきなんだろう。納得させられる１曲である。 |
| ７曲目「エボラ再び」なんていうかＹＭＯって感じかな。 |
| そして最後に「ヒビ」。まさに「ヒビ」である。アルバムをトータルに評価して、やはりB.I.Lは「ヒビ」を歌っている。スローなナンバーで言葉巧みに、リスナーに言い聞かせているような気がする。アルバム全体を象徴するような１曲であることは間違いない。イイ曲だと私は感じる。 |
| 以上簡単だが全体を通して私の主観でものを言わせて貰った。これはあくまで私個人の感想であり、聴く人全てが同じ印象を持たれるとは思わない。まずはＣＤプレーヤーにＣＤをセットし、スタートボタンを押そう。そして、それぞれのリスナーがそれぞれの気揩ｿで、このサウンドを受け止めればイイ。そう私は思う。 とにもかくにも「義理の弟」は、平凡あり、起伏あり、何の変哲もないヒビの生き様を、歌っている、奏でている。もう２枚目のアルバムが聴きたくて堪らない僕は、もうB.I.Lのサウンドに虜になっているのだろう。 ありがとう。Thank You. Hey! Brothers In Law! |
|
2000年8月1日吉日 オフィスにて
By 音楽フリーク 典生 words : Norio Inoue proofreading |